正しい選択 −結婚相手を選ぶにあたって神の御心を見分けるには   タイトル・ページへ

ビル・ストーンブレーカー著

 

第1章

 

変化を受け入れる準備ができているか?

 

結婚し、結婚生活を続けてゆく人たちには、はっきり見極められる特質がある。この特長は、良い関係や良い結婚を育んでゆくにあたり基礎となるものだ。いつの日か結婚を考えている独身者にとっては、異性の立場から魅力的だと思うようになる他とは違う特質が備わっているし、将来の伴侶になる相手の内に、自分が引かれる特質を見出すようになる。既婚者にとっては、結婚関係を強くし、新鮮さを取り戻すことができる特質がある。ルツ記の中に見られるこうした特質があれば、きっと二人が死別する時まで、しっかりした健全な結婚を続けることができるだろう。

 

神が男と女を創造された。結婚を創造されたのも神だから、どうすれば結婚が一番うまくいくかをご存知だ。創世記2章18節には「人が、ひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい(または、ぴったりの)助け手を造ろう。」と書かれている。二人が「ぴったり」なカップルになるには何が必要なのかを神はご存知だ。結婚した者同士が互いに上手くやってゆくのに必要な特質が何か、二人は一心同体となるという創世記2章24節の原則をどのように実現するかをご存知だ。

 

 あなたが今結婚している、していないに関わらず、この学びに書かれている聖書の原則はあなたにとって有益なものになるだろう。

 

   もしかすると一生独身という人がいるかもしれない。そういう場合は、ボアズとルツに見られる敬虔な特質や人となりを大切にしてほしい。イエス様があなたの人生の伴侶だ。

   もし独身者でいつの日か結婚したいと考えている人なら、結婚相手に求めるべきはこのような特質だ。それは結婚への準備において自ら培うべき特質でもある。

   もし既婚者なら、こうした特質は伴侶が魅力的にさせるものだし、楽しい、互いに成長できる、面白い結婚を維持することができるものだ。

 

オスカー

 

いくら長く連れ添ってきたとしても、常に互いに新しい発見をしたり、新しいことに気づかされる。デニータと僕は結婚して四十年以上になるが、つい最近も妻について新しいことに気づかされた。

 

かなりのサイズに成長するオスカー熱帯魚(もうこれで三つ目の水槽にまで成長した)を飼うようになった。普通の金魚の餌をやっていたが、ある日デニータは金魚がいっぱい入った容器を持って家に帰ってきた。「おい、その金魚どうするんだい?」と尋ねると、妻はにこやかにこう答えた。「オスカー(魚の名前もオスカーと名づけた)の餌にするの。」僕は驚きを隠せなかった。「その金魚をオスカーの餌にするのかい。そんなことする(ひと)だとは思ってもみなかったな。」

 

妻はとても同情心があり、心優しい。これまでに飼ったペットは、すべてべたべたに可愛がられ、甘やかされてきた。にもかかわらず、妻は大喜びでオスカーの水槽に金魚を一匹入れた。そして、オスカーがその金魚の鼻すれすれのところまで近づいていくのを見た。その次に見たのは、オスカーの口からはみ出ている金魚の尻尾だけだった。オスカーは、一口で金魚を飲み込んだのだ。するとデニータは嬉しそうにまた一匹金魚をオスカーの水槽に入れるのだった。

 

オスカー熱帯魚は、「えさ金魚」と呼ばれる小型種を餌にすることが分かったが、このことで僕はデニータのことをからかった。そんな事ができる(ひと)だとは思っていなかったからだ。あくまで優しい(ひと)だと思っていたから、オスカーの水槽の横の水槽には、金魚が自身の居を構えるようになるのだと思っていた。オスカーのご馳走にされるだなんて、しかも可愛い妻が手ずからそれを実行するなどとは!

 

連れ合いのことなら何でも分かっているだとか、連れ合いについて新しく発見することなど何もないなどと決して考えてはいけない。完全に不意打ちを食らわされるようなことをするやもしれないからだ。

 

シャーリーンという名の女性がこれに通ずる話をしている。

 

ジョージと私はおしゃべりで盛り上がっていた。するとそのときジョージは白いハンカチをポケットから取り出した。それを広げて、強く鼻をかんだ。間髪入れず私は話し続けた。ジョージは何度か鼻をしっかりかむと、折り目どおりにハンカチを折りなおして、完全な正方形になるまで折りたたんだ。それを右手で持って、ズボンの後ろポケットに滑り込ませた。

 

ジョージがわたしを見上げた時、わたしは何も言えなくなった。唖然としてしまった。自分の見たことが信じられなかったし、それが顔に出た。「どうかしたのか。」と彼は尋ねた。

 

「鼻をかんだあと、いつもそんなふうにハンカチを折りたたむの?」

「そうだけど。」と彼は言った。「だめかい?」

「そうかも。」と私は答えた。

「どうして?」

「結婚して二十年になるけど、あなたが鼻をかんだ後にハンカチをそのように折りたたみ返すだなんて、ぜんぜん知らなかったわ。」

「だから何なんだい?」と彼は尋ねた。

「だからって?こんなこと言って申し訳ないんだけど、洗濯のときに、ズボンの後ろポケットにきっちりたたまれたハンカチを見て、使ってないものだとばかり思って、洗いもせずにそのまま引き出しにしまっていたのよ!」

 

唖然としたのは、今度はジョージの方だ。しかし、数秒後に彼はこう言った。「いつも眼鏡がなかなかきれいにならなかったのは、そういう事だったのか・・・」

 

連れ合いについて新しいことを発見する中で、好きな点もあれば嫌いな点もある。一人の女性が結婚カウンセラーの事務所に座っている漫画がある。その漫画の題はこうだ。「最初結婚したときは、「()ソウ」を求めていたが、結局それは「()ソウ」と化し、今は「やり(なお)ソウ」と思っている。」別の男性が自分の結婚についてこう語る。「ずっと三つの『ワ』の道化芝居さ。最初が、婚約指ワ、それから結婚指ワ、今は苦しいワ。」

 

結婚して、自分の連れ合いについて気に食わないところに気づいたら、どう反応するか。自分の結婚を「耐震構造」にすることは可能なのだろうか、あるいは少なくとも揺れを最小限にすることはできるのだろうか。

 

結婚の準備の最も良い方法の一つは、伴侶の魅力的な点を自分の特質として培ってゆくことだ。神が選ばれた夫、あるいは妻を選ぶ際に、これからの一生を共にすることになる人に何を求めるべきなのかを知ることは大切だ。結婚相手もみなさんの内に同等な特質を見出すことが必要だ。

 

ルツ記は結婚するに値する女性が備えている特質をはっきりさせてくれる知識の宝庫だ。男にとって魅力的な女性、ルツの敬虔な特質を明らかにしている。また、結婚するに値する男性の人となりをも浮き彫りにしている。女性にとって魅力的なボアズという男の敬虔な特質が描かれている。結婚前に、特質や人となりがすでに培われている人とはどのような人かを見極める処方箋がまさに 四章から成るルツ記だ。それは、結婚したら、二人がぴったり合った伴侶になる処方箋なのだ。


自己チェック

 

ここ1章で、結婚し、結婚生活を続けてゆく人に見られる、はっきり見極められる特質のうちの第一番目を見た。それは、変化を受け入れる準備があること、または柔軟性だ。

 

1.既婚者のあなたへ

 

a.結婚してからしか分からなかった、伴侶について気づいたプラスの面は何か。ひとつ挙げよ。

 

 

 

 

b.結婚した後になってから、自分が伴侶をびっくりさせたと思う点は何か。ひとつ挙げよ。

 

 

 

 

c.結婚生活の過程の中で、自分が譲歩してきた面は何か。

 

 

 

 

d.生活面で自分がもっと柔軟にならなければならないと思う面は何か。

 

 

 

 

2.独身者のあなたへ

 

a.関係において、自分が柔軟になるのに妨げとなっている課題点にはどのようなものがあるか。

 

 

 

 

b.妥協すべきではない点が何かあるか。

 

 

 

 

c.何らかの関係において、一致するために「自分の権利を放棄した」事例を思い出すことができるか。

 

 

 

 

それは、好ましい決断だったか。

 

 

 

 

d.自分のこれまでの人生において、もっとも変化を要したのは何か、またそれをどのように対処したか。                                                                                          

 

 

 

 

 

 

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