正しい選択 −結婚相手を選ぶにあたって神の御心を見分けるには   タイトル・ページへ

ビル・ストーンブレーカー著

 

第2章

 

不純な世の中での純潔

 

ルツ記はイスラエルにおける士師の時代に書かれた。その混乱の時代で、呪文のごとく言われた言い回しは、「そのころ、イスラエルには王がなく、めいめいが自分の目に正しいと見えることを行なっていた。(士師記17:6)」だ。それは、社会的動乱、道徳的混乱、霊的無秩序の時だった。神の民は神に逆らった。ユダヤ人の間での社会規範は、ふしだらな生活や、政治的混乱、宗教的退廃だった。

 

しかし、この道徳的退廃と霊的背教の枠組みの中で、ルツとボアズは神に真実であり続けた。多くの異性と関係を持つことがかっこいい時代に、二人は道徳的純潔を保った。何にでも寛容であり、何をも排除しない、リベラルな考え方をすることが差別にならないと考えられた時代において、二人は神に真実であり続けた。

 

USAトゥデイのある記事が、テレビの変遷について書いていた。今日見られるテレビ番組は、一世代前はなかったと記している。今日、テレビは絶えずすれすれのところまでやろうとするとその記事は述べている。性を曲解している人がテレビ出演して、フリーセックスを助長し、同性愛を謳歌し、文化的規範を作り変えようとしている。これは、一世代前に放映された番組と対照的だ。両親そろった、少しは道徳的意識のある伝統的な家庭がそこにはあった。

 

今日すべてが変わった。映画やテレビ、出版物で何が取り上げられるかに影響を及ぼすメディア王や作家、プロデューサーらによると、一般に認められているライフスタイルは、積極的にセックスをすることだと言われている。多くの異性と関係を持つことが当たり前で自然な生き方で、もし性的に純潔を守り、結婚するまで操を守ったりしようものなら、その人はどこかおかしいんじゃないか、といった具合だ。

 

記事の見出しは「調査結果、十代の性交渉と鬱・自殺願望との関係を示唆」で、次のように述べている。

 

十代の性交渉が鬱と自殺願望を関連付ける新たな調査結果が物議をかもしている。この調査は保守系シンクタンク、ヘリテージ財団の後援で行われたものだが、同財団によると、この調査結果は特に若年女性との相関性が高いとのことだ。積極的に性交渉をしている若い女性のおよそ25パーセントはいつも、ほとんど、またはかなり落ち込んでいると答えた一方、性交渉をしていない若い女性は変化なしと答えている。大衆文化では、「婚外交渉はいかなる形態でもすばらしく、素敵で、特に若ければ若いほど(十代)良い。」と描写されているものとはかけ離れた、不幸せな十代の若者の姿をこの調査結果ははっきりと映し出している。

 

注:性交渉をしていない若い女性に比べ、婚前交渉をしている若い女性の三倍以上(300パーセント以上)が鬱に苦しんでいる。

 

「さらにヘリテージの調査から次の結果がわかった。性交渉をした若い女性のおよそ14パーセントが自殺をしようとしたことがある一方、性交渉をしていない若い女性の場合は5パーセント。積極的に性交渉をしている若い男性のおよそ6パーセントが自殺をしようとしたことがあるのに対し、性交渉をしていない若い男性は1パーセント未満。」2

 

注:性交渉をしていない若い女性に比べると、婚前交渉をしている若い女性の間での自殺願望者はほぼ3倍だ。そして、積極的に性交渉をしている若い男性の場合は何と、そうでない人の6倍(600%以上)が自殺しようとしている!

 

これは若い人たちに対する、しっかりしろという呼びかけになってほしい。テレビや映画、雑誌、音楽に仕掛けられたフリーセックスの文化が社会規範を書き換えようとしている。しかし、それはすべて間違っている、実に間違っているのだ。

 

我々の時代に起きていると同じ社会的変化や課題は、ルツ記の時代にも起こっていた。ボアズとルツはそうした課題に遭遇しながらも、しっかりと主に従った。それと同じ聖書的な特質をどのようにすれば培うことができるのか学ぶことは大切だ。それは、結婚相手が備えていれば魅力的な特長だ。

 

結婚に至るであろう人に何を求めるべきなのか、またその相手があなたに何を求めるべきなのかをはっきりさせてくれるのが、このルツ記だ。そして、もし既に結婚しておられるなら、結婚の誓約が交わされ結婚指輪が指にはめられたのなら、それは失いたくない特質だ。ますますこれから、促進、再燃、完成、前進させていきたいものである。そうすることで、時が経てば経つほど結婚生活がより良いものになってゆく。実際、自分の経験から言えば、単により良いものではなく、信じられないほどすばらしいものだ。「こうだったらな、と願ったり考えたりする域をはるかに超えたものだ。」


自己チェック

 

我々の文化において、気軽にボーイフレンドやガールフレンドと性交渉することが許されるどころか、当たり前にさえなってきている。結婚するまで純潔でいる、操を守ると心に決めた人が、見下げられ、馬鹿にされ、自分は変態じゃないかと思わされている。そうではあっても統計上は、性的にだらしない人のほうが、より深刻な感情面や人間関係面での問題を抱えている。

 

1.男らしさ、女らしさ、現代の男女関係についての自分の考え方に対して、マスコミがどのように影響を与えていると思うか。

 

 

 

 

2.聖書の言う道徳性は非現実的か。なぜそうなのか、またはなぜそうではないのか。

 

 

 

 

3.この不純な世の中において自分自身の純潔を守るために具体的に何を変えることができるか。

 

 

 

 

4.性的な罪の誘惑に対して、自分を強くすることができる実際的な手立てとして、どのようなものがあるか。

 

 

 

 

 

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