正しい選択 −結婚相手を選ぶにあたって神の御心を見分けるには   タイトル・ページへ

ビル・ストーンブレーカー著

 

第6章

 

礼儀正しいボアズ

 

続くルツ記3章で、ルツはナオミに畑で落穂拾いをすることの許可を求めた。収穫の時が訪れもう終わろうとしており、落穂拾いをしなければこの女たちはひもじい思いをすることになる。

 

ルツは出かけて行って、刈る人たちのあとについて、畑で落ち穂を拾い集めたが、それは、はからずもエリメレクの一族に属するボアズの畑のうちであった。(2:3

 

エリメレクを覚えておられるだろうか。ナオミの夫だった。ボアズはエリメレクの家系の人であり、従ってルツと結婚できる近い親戚の一人なのだ。

 

ちょうどその時、ボアズはベツレヘムからやって来て、刈る者たちに言った。「主があなたがたとともにおられますように。」彼らは、「主があなたを祝福されますように。」と答えた。(2:4

 

ここでボアズに見られるのは、いくつかある男の魅力の一つ目だ。彼は礼儀正しい。作業者たちに敬意を表し、また作業者から尊敬されている。

 

尊敬は培う価値のある特質の一つだ。今日から実践できるものだ。みなさんが上司であれ、平社員であれ、他人を尊重し尊敬すべきだ。これは、相互的、双方向的であるべきだ。もし、みなさんが友情を大切にし、家族を尊重し、他人に基本的な尊敬を示すなら、あなたはボアズのような人である。人に見せるために尊敬するのではなく、むしろ品性に深く染み付いているものだ。女性の目から、これは男性のとても好ましい特質の一つだ。実際、箴言22章1節でこう教えられている。「名声は多くの富よりも望ましい。愛顧は銀や金にまさる。」

 

愚かなことをしたり、他人をあたかも自分より劣っているがごとく酷い仕打ちをすれば、自分の評判を台無しにしてしまうことがある。えらそうにしていると見られてしまい、その人との距離が広がってしまうのに、それに気づかない。しかし、他の人に尊敬の念を払い、尊重し大切にするなら、ボアズの場合のように、将来伴侶となるかもしれない人が見るとき、とても魅力的な特質であることが分かる。

 

心づかいが行き届いたボアズ

 

ボアズは刈る者たちの世話をしている若者に言った。「これはだれの娘か。」刈る者たちの世話をしている若者は答えて言った。「あれは、ナオミといっしょにモアブの野から帰って来たモアブの娘です。彼女は、『どうぞ、刈る人たちのあとについて、束の間で、落ち穂を拾い集めさせてください。』と言い、ここに来て、朝から今まで家で休みもせず、ずっと立ち働いています。」(2:5-7

 

ここで心動かされるのは、ボアズがルツに対して心づかいが行き届いていることだ。ボアズはルツに気づき、彼女のことについて質問し、彼女に配慮している。いい意味で、男性が女性に注意を寄せる場合、それは女性にとってとても魅力的である。

 

食指を動かしているごろつきどもが畑で刈り入れをしていた。彼らは不道徳な目で女たちに注意を寄せ、自分たちの欲望を実行するチャンスをうかがって、女たちにちょっかいを出そうとしていた。しかしボアズはそうではなかった。彼はルツに興味を持ち、彼女の人となりに注意を払った。彼女に対し何か下心があるからではなくて。

 

親切なボアズ

 

ボアズはルツに言った。「娘さん。よく聞きなさい。ほかの畑に落ち穂を拾いに行ったり、ここから出て行ったりしてはいけません。私のところの若い女たちのそばを離れないで、ここにいなさい。刈り取っている畑を見つけて、あとについて行きなさい。私は若者たちに、あなたのじゃまをしてはならないと、きつく命じておきました。のどが渇いたら、水がめのところへ行って、若者たちの汲んだのを飲みなさい。」(2:8-9

 

ボアズの親切が示されている。一般的に結婚相手の男性に絶対に必要な特質として女性が感じるものとしてあげるなら、親切はそのリストのほぼ上位に来る。男性が親切であることは、女性にとってとても重要だ。箴言19章22節にはこう書かれている。「人の望むものは、人の変わらぬ愛である。貧しい人は、まやかしを言う者にまさる。」

 

ボアズはルツのために必要なものを用意している。ボアズは彼女にどこで水を飲めばよいか教えている。また、自分のしもべに彼女に触れてはならないと指示をして、彼女を守っている。いかなる危害からも彼女を守る盾となり、守りを提供し、目をかけている。下心が全くない親切な男性の存在は女性に安心感を与える。


自己チェック

 

足早にボアズの特質を三つみた。それは、話をざっと読み進めるだけでは見落としてしまうかもしれないほど自然だ。その三つとは、礼儀正しさと、心づかい、親切だ。もっと詳しく見てゆくと、この男の人物像がよりよく分かり始め、自問すべき重要な質問が出てくる。

 

1.ローマ1210節で「尊敬をもって互いに人を自分よりまさっていると思いなさい。」と書かれている。

 

多くの人が尊敬は獲得するものと信じている。それは聖書の教えていることか。説明せよ。

 

 

 

 

2.尊敬の念とは、ありきたりな基本的な感情を超えて大きくなりうるものだ。

 

a.他の人があなたにより尊敬の念を払うようになる要因は何か。

 

 

 

 

b.自分の結婚相手に尊敬の念を払うことができる実際的な方法には、どのようなものがあるか。

 

 

 

 

c.無礼になるので避けたほうがいいことは何か。

 

 

 

 

3.ピリピ2章3節には「互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。」と書かれている。

 

a.他の人への思いやりは我々について何を物語っているか。

 

 

 

 

b.わざとらしくない思いやりはどのようにすれば培うことができるのか。

 

 

 

 

4.親切は、「同情し憐れむ能力」とも定義される。人に対する思いやりをどのようにすれば実際の親切な行動に移すことができるのか。

 

 

 

 

5.親切は行為でもある。単なる同情が実際に助ける行為へと突き動かすのは何か。

 

 

 

 

 

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